リーダーズボード
順位 選手名 スコア優勝 藤田 寛之 -16
2 W・ウェンチョン -15
K・バーンズ -15
池田 勇太 -15
キム・ヒョンソン -15
6 室田 淳 -14
ドンファン -14
8 谷原 秀人 -13
近藤 共弘 -13
10 イ・キョンフン -12
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自身初の年間3勝、賞金ランクでも首位に返り咲いた(撮影:米山聡明)
<ANAオープン 最終日◇16日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(7,063ヤード・パー72)>
一時は首位に4人が並ぶ激戦となった国内男子ツアー「ANAオープン」。この戦いを制したのは43歳の藤田寛之。藤田は2打差2位からスタート。前半は出入りの激しいゴルフとなるが2つスコアを伸ばして折り返すと、後半は12番でバーディが先行。14番では8メートルのバーディパットをねじ込む。終盤に入り他の選手がスコアを落とす中、粘りのプレーでパーを拾いトータル16アンダーで今季3勝目を挙げた。藤田はこれでツアー通算14勝目。年間3勝は自身初、そして賞金ランクも首位に返り咲いた。
藤田寛之の成績など
10年前、ジャンボ尾崎と優勝を争い、17番パー5のセカンドショットで林越えを狙うも失敗。ボギーとし敗れた藤田。この日はティショットをグリーンエッジまで246ヤードの地点まで運ぶと、「狙う状況だった。前の組の(池田)勇太がバーディを獲ったかもというのもありますし」と10年越しの再チャレンジ。結果は球は右に大きく曲がったが「木に当たって右のバンカー横にいったのはラッキーだった」と今回は林を越えることには成功。「地味にナイスショットだった」という3打目を2メートルにつけたが、バーディはとれず。プレーオフを覚悟して臨んだ18番はティショットが左のラフへ。セカンドはピン奥10メートルの難しいラインだったが、「すごく緊張した」というファーストパットを30センチにつけパー。同スコアだった金亨成(キム・ヒョンソン)(韓国)がボギーだったため栄冠を手にした。
藤田は世界ランク50位以内に入り、海外メジャーに参戦することが目標。「早く優勝を重ねていったほうがいいので、これはとても大きな1勝になった」と喜びのコメント。今年で40回目を迎える今大会、「20年前にはマンデーに出ていたし、10年前にはジャンボさんに負けて、そしてとうとう勝つことができて自分の成長を感じることができる」藤田は40歳を超えてからこれで8勝目。年月をかけコツコツと積み重ねてきたものが、今大輪の花を咲かせている。今回の優勝は他の選手がスコアを落とし「ラッキーだった。転がりこんできたようなもの」と本人は言ったが、これも地道に“ゴルフが上手くなりたい”と願い続け練習を積み重ねてきた、藤田に対するゴルフの神様からのご褒美だろう。
【最終結果】
優勝:藤田寛之(-16)
2位T:リャン・ウェンチョン(-15)
2位T:カート・バーンズ(-15)
2位T:池田勇太(-15)
2位T:金亨成(キム・ヒョンソン)(-15)
6位T:室田淳(-14)
6位T:ドンファン(-14)
8位T:谷原秀人(-13)
8位T:近藤共弘(-13)
10位T:宮里優作(-12)他2名
13位T:石川遼(-11)他4名
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